インターデコで建てるかわいい家

夫婦と猫3匹の5人家族 北海道でインターデコハウスの家を建てることになりました

わが家は第一種換気にしました

建築途中の家の中を見て回ると、第一種換気の機械が設置されているのを発見しました。

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この機械は、左側の太いダクトを使って家の外から空気を取り込み、フィルターを通してきれいにして、右側にある細めのダクトを伝って各部屋に空気を送り込む仕組みになっています、

部屋の空気はトイレにある排気口に集められ、左から2番めのダクトから外に排出するシステムです。

こうすることで空気の流れは部屋からトイレに向かって流れ、トイレのニオイが外に出ることがなくなります。

第一種換気にすると冷気が入ってこない

第一種換気のいいところは、熱交換器がついているため、排出する空気から熱だけを奪って取り込んだ空気に渡し、室温に近い温度にしてから家の中に流し込むところです。

以前のブログに書きましたが、第三種換気でダクトレスの場合は、壁の穴から直接冷気が落ちてくるのでどれだけ暖房を強くしても寒さを感じてしまいます。

www.kawaii-ie.work

赤外線カメラで見ると、こんな感じで冷たい風が流入してくるのです。

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この写真を見てわたしは、

「うちは第一種換気にするぞ!」

と決意しました。

20年モデル 赤外線サーモグラフィー FLIR ONE Pro for iOS フリアワン
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わが家の第一種換気はPanasonic製

わが家に取り付けられるのは、PanasonicのFY-12VBD2SCLという機種になります。

sumai.panasonic.jp

温度湿度センサーが付いていて、季節に応じて運転の仕方を自動で変えるというスグレモノ。

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冬の乾燥を防いだり、梅雨の時期には湿度が入るこむのを抑えたり、家の中を快適にする機能が満載です。

第三種換気で高気密住宅が作れるの?

換気システムを第一種にするか第三種にするかはいろいろと議論があるところですが、個人的にひとつ疑問に思っているのは、このように、外気がどんどん入ってくるのに「高気密住宅」と言えるのだろうか、ということです。

いまの家は高気密が求められていて、C値が1以下、家一軒に対してはがき1枚分くらいの隙間しかない家が高性能だと言われています。

ただ、C値を計測する時は、換気扇などを気密テープで塞いでから行うのだそうです。

なので部屋ごとに換気扇があるダクトレスの第三種換気を導入している家の場合、部屋ごとに大きな穴が空いているのを無視して計測していることになります。

第三種換気のダクトの径は15cmくらいなので、面積は176cm2ほどになります。

はがき1枚が148cm2なので、ダクトが1つあるとC値は1.2ほど悪くなる計算になります。

例えばC値が0.5の高気密住宅を作ったとしても、第三種換気の吸気口が家の中に5つあったら、1.2×5を加えて、実質のC値は6.5になるんじゃないかと思うのです。


実際に、換気システムの違いで要求される外皮平均熱貫流率(UA値)は、換気システムの違いで大きく違っているそうです。

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【省エネ住宅ブログ】換気の迷路 | 世界でいちばんあたたかいマイホームづくり ブログ

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高気密高断熱のトップクラスである一条工務店でもUA値は0.28W/㎡・Kなので、第三種換気の場合、それを遥かに上回る高性能の家を作らなければ省エネルギーにはならないのだとか。

ちなみに、第一種換気を決めたきっかけは、最初に一条工務店で半畳もある巨大な第一種換気の機械を見せられた影響が相当強いです(^^;)

結果一条工務店では建てませんでしたが、快適な家づくりをするにあたって非常に勉強になりました。

第一種換気のデメリットは?

よく言われている「第一種換気はダクトが長いからメンテナンスが大変」というデメリットは、すくなくともわが家の場合は違うんじゃないかな、と思いました。

というのも、外気取入口は機械のすぐ隣りにあるので、外気が直接入ってくる部分は1mくらいしかないのです。

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機械の中にはPM2.5をも防ぐ高性能フィルターが入っているので、家の中のダクトには虫どころか、ホコリが入る余地もありません。

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なのでマンションなどの大型の建物ならいざしらず、一般の戸建てではフィルターさえきちんと掃除していれば、特に考えなくても大丈夫なはずです。


天井裏にダクトを這わせるのが大変だという話もありますが、わが家はツーバイフォーなので1階と2階の間に広い根太があり、比較的自由に施工できたようです。

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こちらは施工中の写真ですが、スーパージョイストに規定の大きさの穴を開けて通しているのがよく分かります。

本体の機械が置かれる1階の洗面所だけ天井が下がっていますが、それ以外の部屋はそのままですし、2階は機械ごと屋根裏に置くことができるので、天井が下がる場所はありませんでした。


消費電力が大きいというのはそのとおりで、わが家につけたPanasonicの第一種換気は、定格消費電力が32Wから10.5W程度になっています。

それに対して第三種換気のパイプファンは1〜2Wなので、かなりの差があります。

32Wの第一種換気を2台24時間動かした場合の電気代は、下のページで試算したところ、1ヶ月で1,198円になるとのこと。

testpage.jp

対してパイプファンを5台付けた場合の電気代は、187円です。

月に1,000円差は結構な違いですね!


ただ、それを考慮しても冬の暖房代や、夏にエアコンで除湿をする電気代を加えると、札幌の場合、年に64,718円も安くなるのだとか。

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熱交気調システム | 気調システム | 換気扇 | 空調・換気 | Panasonic

こういう試算はだいたい眉唾なので鵜呑みにしちゃうのは良くないんですが、少なくとも第一種換気だと、外壁に開ける穴が少ないところがいいと思っています。

第三種換気だと部屋ごとに吸気口が必要になりますが、わが家の第一種換気だと1階と2階に給排気の2ヶ所ずつのみ。

これだと外気だけじゃなくて、外からの音も入ってきにくいので、家の横を大きなトラックが通っても安らかに寝ていられそう。

ツーバイシックスで140mmのグラスウールが入って、窓はトリプルガラスで遮音性ばっちり。

ここまでしたのだから、第一種換気にしないのは片手落ちなのではないかと考えています。


難しい話はこのくらいにして、明日は家の中の、開口部についてのお話をしたいと思います。