インターデコで建てるかわいい家

夫婦と猫3匹の5人家族 北海道でインターデコハウスの家を建てることになりました

基礎コンクリートの試験を見てきました

週末恒例の家づくり編をお送りします。

基礎のうち、土台となるフーチングの打設は気がついたら終わっていましたが、立ち上がり部分の打設は立ち会って見せてもらうことにしました。

特に楽しみにしていたのはコンクリートの受入試験です。

工務店の担当者も、実際に試験をしているのを見ることはめったにないとのことでした。


早めに来て型枠の状態などを見ていると、家の前にアジテータ車がやってきました。

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よくミキサー車と言われますが、コンクリートを混ぜるのは工場で行うので、正しくはアジテーター車というそうです。

ネコ車に試験用のコンクリートを取って、こちらの試験セットのところまで持ってきます。

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スランプ試験

最初に行うのはスランプ試験です。

とんがりコーンのような形の容器を鉄板の上に置いて、持ってきたコンクリートを詰めていきます。

容器を叩いたり混ぜたりしながらみっしりと詰めて、それから容器を引き抜くと、詰まっていたコンクリートだけが鉄板の上に取り残されます。

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生コンクリートは柔らかいので容器を外した途端に潰れて広がるのですが、潰れた高さが「スランプ値」という数字になります。

スランプ値が多いコンクリートは柔らかくて扱いやすいのですが、水が多すぎるとべしょべしょになって固まりにくくなります。

かといってスランプ値が少ない硬いコンクリートだと、型枠に流し込んでも隅から隅まで行き渡らない危険性があります。

硬すぎでも柔らかすぎでもないちょうどよいところがいいということで、通常のコンクリートなら8〜12cm、コンクリートを柔らかく扱いやすくするAE剤という添加剤を入れたコンクリートなら12〜18cmとされています。

我が家は添加剤入りで17.5cmだったので、ちょうどよい数値でした。

空気量測定

つづいて今度は圧力鍋のようなものにコンクリートを詰め、それからポンプで空気室に圧力をかけていきます。

その後、空気室とコンクリートとの間の弁を開くと溜まった空気の圧力でコンクリートが押しつぶされるのですが、コンクリ自体はとても硬いので、空気圧ごときでは凹みません。

ですが、コンクリートに含まれる空気は潰されることになります。

そうすると空気室の圧力は、コンクリートに含まれる空気の分が潰れた分だけ減ることになるので、この圧力の差からコンクリート中にどれだけの空気が含まれているのかを推量できるわけです。

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ボイル・シャルルの法則とか誰が覚えてんのかって話ですよね(^^;)

空気量の何が大事かと言うと、例えばソフトクリームなんかもオーバーランといって空気の量が多いほうがなめらかで口当たりが柔らかくなるように、コンクリートも空気の量が多いほうが扱いやすくなります。

ただ、あまり多いとやはりソフトクリームのようにふわふわとして安定しないので、だいたい4.5%プラスマイナス1.5%ぐらいが適正だと言われています。

試験の結果は4%だったので、ちょうどいいですね。


それから圧縮試験用のサンプルにコンクリートを詰め、そのうち何本かに塩化物測定のための棒を差し込んでいました。

あとは4日後に圧縮試験をかけてみて、きちんとした強度が出ていたら基礎の枠を取り外すことになります。



基本的に、試験を行わなくてもコンクリート会社からの配合計算書をもらえば大丈夫なところなのですが、あまり見る機会がないのでやってもらってよかったと思っています。

ブックマークコメントへのお返事

みなさんコメントありがとうございます。

この記事は特にブックマークコメントをたくさんいただいているので、個別にお返事を差し上げたいと思います。

id:EmishiYo さん

スランプ試験の引き抜きを体験されたことがあるんですね!

三角の入れ物にコンクリートを詰めて、上に板を置いてひっくり返す瞬間が「こぼしたらどうしよう!」と思ってハラハラでした。

実際に試験をする方はもっとドキドキしているでしょうね(^^)

id:floorplan さん

住宅の基礎などの小規模建築物の場合は通常、コンクリート会社で発行する「配合計算書」だけで事足りるので、なかなか受入試験までは行わないそうなのです。

あえて試験を行う場合は有料のケースが多いんですが、今回は呼び強度を上げるオプション費用に含まれることになったので、ちょっと得した気分です(^^)

id:nemikky さん

見れちゃうんですよー!

見られるものは何でも見たい! と要望していたら、普通は見られない色んな所まで見せてもらえて、本当に楽しい家づくりになりました(^^)

id:masa550427

田んぼや湿地帯のところに建てるのはちょっと怖いですよね。

安く売られている土地も、古地図を見たらむかし川だったりして、地震が来たらどうなるんだろうと不安でいっぱいになります。

id:Gelsy さん

建築のお仕事をされているので、建築基準法にもお詳しいんですね(^^)

たぶん橋などの大規模な工事をてがけていらっしゃると思うんですが、住宅の基礎のような小規模建築物の場合、受入試験を行わず、配合計画書の提出だけで済ますのが通常なんです。

フラット35の木造住宅工事仕様書にも受入検査は義務とされておりませんし、試験しないと法令違反になるということはないと思いますよ(^^)b